こんにちは、資金管理の甘さでキャッシュがパンクしそうな そらです。
激甘の資金管理でピンチ
僕は今まで利益以外の数字はそこまで気にしていませんでした。
売上が高くても利益率が低ければ、そこまで利益は上がりませんし逆もしかりです。
なので、基本利益だけを見て事業を行ってきました。
生活するのに困らないくらいの利益も上がっていたので
なんとなく、このままでいいかみたいな感じでやっていました。
しかし、そんなこと言ってられないくらい口座の資金が減ってきているのに気づきました。
利益は上がっているのになぜ??
ざっくりと確認しても、このまま現状のやり方を変えないと
あと2~3か月で資金が底をつきそうなくらいのスピードで減っていました。
キャッシュが減る原因
そこで僕は初めて、月々のキャッシュの状況(キャッシュフロー)を出してみることにしました。
すると今年に入って200万もキャッシュが減っていました。(生活費も含め)
利益が上がっているのにキャッシュがない。
この要因を考えたときに主に下記が原因なのではないかと思いました。
- 経費をかけすぎている
- 仕入と売上のバランスが悪い
- 過剰な節税(idecoや小規模共済等)
僕の場合は主に下の2つでした。
仕入と売上のバランス
まず「仕入と売上のバランスが悪い」
これは、
- 仕入れすぎ
- 売上低すぎ
- 回転率が悪い
ということです。
だいたいこの3つはそれぞれ関連していて
僕の場合は、
もともと回転率もそれほど良くなかったにも関わらず、仕入れを増やしてしまい
それに伴う売上の上昇が低かったためさらに回転率の悪化につながった
という感じです。
回転率の悪化が資金の圧迫につながったケースですね。
大幅に仕入れ資金を増加した訳は
今年に入ってTwitter(X)でカメラ転売実践者をフォローして
色々な情報を得るようにしているんですが
その中であるコンサル組の人たちが大きな利益を上げていたので
どういうやり方をしているか分析したところ、
「高額帯の商品を扱って1品当たりの利益を高くしている」
ということがわかりました。
極端に言えば10万仕入れ13~15万売りで単品益1万円以上を狙っていくやり方です。
高単価は相場のボラティリティが大きい傾向にあるので、
その分大きな利益を狙うことができます。
単品益が1万円を超えれば販売個数が少なくても大きな利益が見込めますし、
販売個数が少なくて済めばその分作業量も減らせますので大きなメリットがあります。
ただ、高単価の在庫を多く抱えないといけないので、多大なキャッシュが必要になります。
僕は去年に受けた融資が数百万残っていましたので
「これいいじゃん」と思って、高単価の商品も積極的に扱っていこうと舵を切りました。
これがだいたい3か月ほど前です。
そうです、僕のキャッシュがやばい現状は主に仕入れの増額でした。
ちなみにそれまでの商品単価は2~3万程度でした。
商品単価を上げたことで、今回の回転率の問題にあたります。
今ままでの単価で回していた時は資金にも余裕があり、そこまで回転率も気にしていませんでしたが、
高単価で資金が圧迫された今、回転率を意識しないとすぐに資金ショートしてしまいます。
そこで今年の月ごとの回転率を出してみました。
このようにきちんと計算するのは初めてです(遅すぎな)
ちなみに計算方法は下記になります。
売上原価÷((月初在庫金額+月末在庫金額)÷2)
計算したところ、高額帯の商品を扱い始める前で平均で30%ほどでしたが
高額帯の商品を扱い始めてからは22%まで落ちてしまっていました。
扱う商材や新品・中古によっても理想の回転率が違うので
この数字が一概に高いか低いかは言えないですが、
同業の猛者たちはなんと80%越えの方が結構いたりします。
その他多たちと比べてしまうと、やはりかなり低いことがわかりますね。
さすがに一気に80%まで上げるのは今の僕の数値とは乖離がありすぎるので、
とりあえずは50%を目指していこうと思います。
回転率をコントロールする方法ですが、いくつかあります。
- 回転率の高い商品を仕入れる
- 仕入れ額を下げる
- 商品を値引きする
- 販売プラットフォームを増やす
- 販売プラットフォームごとの販促を行う
今は目先のお金が大事なので、仕入れを一旦停止し2~5を行いました。
実施して1か月ほどが経ちますが、だいぶキャッシュも回復してきたと思います。
とはいえ、まだまだ正常な状態ではないので、引き続き上記事項は意識していこうと思います。
過剰な節税
次に、「過剰な節税(idecoや小規模共済等)」もキャッシュが悪い1つの要因だと感じました。
僕は節税は積極的に行っていて、その中でも貯蓄型の節税(idecoや小規模企業共済)をフルに活用しています。
この2つの支払額は月に138,000円です。
掛け金の満額が所得控除の対象になりますし、うまく使えば掛け金以上にお金が戻ってくるので
節税でまずお勧めしたいのがこの2つになります。
ただ僕のように資金状態があまりよくないのに、適正金額以上にかけてしまうと
さらに資金が悪化する要因にもなりますので掛け金の額には注意が必要です。
とりあえず、2つの中で優先すべきは小規模企業共済の方だと思います。
idecoはどう頑張っても、60歳以上にならないと戻ってこないため、
今の資金状況が悪いのに60歳になった時のために貯蓄をするのは本末転倒だからです。
ということでidecoは68,000円→5,000円まで掛け金を下げました。
今後は資金状況を見て余裕があればまた増やす方向で行こうと思います。
節税はあくまでお金が増え続けている状況で、
資金に余裕がある場合にその何割かを節税の資金として使用する、という考え方で十分ですね。
一番大切なのは現状のキャッシュですからね。
まとめ
今月は仕入れを止めたこともあり、キャッシュも+80万くらいにはなりそうです。
今後はより資金管理に注力し
- 回転率を意識した運営
- 適度な節税
を念頭に事業を行っていこうと思います。
それでは、また。
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