こんにちは、そらです。
回転率を上げる一環として5月ごろからAmazonにも出品しました。
↓回転率のお話はこちらから↓
Amazonの出品形態と発送方法
まず、Amazon出品について簡単に説明しておきます。
Amazonで出品する前に決めなければいけないことは大きく2つです。
大口・小口の出品形態とFBA発送か自己発送か、ということです。
大口・小口の違いは主に以下になります。
項目 | 小口 | 大口 |
---|---|---|
月額費用 | 0円 | 4,900円(税抜き) |
成約料 | 1点ごとに100円(税抜き) | なし |
出品商品の制約 | Amazonカタログ上の商品のみ | 新規カタログ作成可 |
一括出品ツールの利用 | 不可 | 可 |
データ分析レポートの利用 | 不可 | 可 |
決済方法 | コンビニ決済、後払い、Edy払いは不可 | 制限なし |
送料の設定 | 不可 | 可 |
カート獲得 | 不可 | 可 |
入金日 | 1週間ごと | 2週間ごと |
特に注目すべきは月額費用、成約料で、月50点以上販売できるなら大口一択です。
また、カートの取得や一括出品ツールが使用できるのも大口の大きなメリットです。
Amazonメインで行くなら大口は必須になります。
次にFBAと自己発送の違いについて
自己発送は言うまでもなく、売れたら自分で発送するということです。
小口の場合、送料を任意に設定できないのでAmazonが設定した送料を加味しての値付けが必要です。
FBAはAmazonの発送代行になります。
Amazonの倉庫に商品を預けて、Amazonで売れると自動で発送、
他のプラットフォームで売れた場合も、マルチチャネルという機能で
お客様の氏名と住所を入力することで発送代行を行ってくれます。
FBA送料もヤマト運輸や日本郵便等と比較しても割安で控えめに言って神代行です。
唯一の欠点としては梱包のクオリティが低く、たびたびお客様からクレームが来ることです。
また、メルカリではFBAの利用を禁止されている点も注意が必要です。
メルカリに併売する場合はメルカリショップスを利用しましょう。
以上がAmazon出品の前に決めるべき事項です。
上記では大口をオススメしてましたが、
僕のメインの販売プラットフォームがヤフオク・メルカリということもあり、
とりあえず小口の自己発送で参入することにしました。
フリマサイトとの違い
開始2日ほどでヤフオクに出品している商品のうち100点ほどをAmazonに出品しました。
まず、気づいたことはAmazonに登録されていない商品も結構ある、ということです。
特に20年以上前に発売されたカメラやレンズはあまりカタログがない印象です。
20年以上前のカメラやレンズは今でも価値のあるものもたくさんあり、
フリマ仕入れがメインの僕はそういった商品も割と多く取り扱っています。
それが出品できないとなると少し使い勝手が悪いなという感じです。
また、比較的新しい商品に関しても変な業者によりセット商品
(例えばカメラ本体+ブロアー等の小物セット)が乱立されていたり、
並行輸入品の商品ページもあったり、一見どこに登録すればよいのか
ややこしくてわかりませんでした。
まだ、僕は違いがわかるから良いのですが、
素人が購入する場合はどこのページから購入すればよいか
わからないこともあるだろうなと思いました。
Amazon販売が難しいと感じた点
そういった難点はありましたが、出品開始から数日間はコンスタントに売れてくれました。
ただ、数日するとぱったりと売れなくなり、
セラーセントラルはほとんど併売管理でしか開かなくなりました。
僕がAmazonから撤退した理由は主に下記になります。
- 出品形態や取り扱う商品的にコンスタントに販売することは難しいと感じた
- ヤフオクやメルカリに比べて返品が多い
出品形態や取り扱う商品的にコンスタントに販売することは難しいと感じた
前述の続きになりますが売れなくなった要因としては以下のようなものがあげられるかと思います。
- 価格が高い
- 難ありの商品が多い
- 出品形態的にショッピングカートボックスの取得が難しい
価格が高い
僕はあくまでヤフオクメインなのでやはり、価格はヤフオクをベースにして
基本はそれ以下にならないよう値付けしております。
値付け後はヤフオクは再出品ごとにツールで一括値引きしておりますので
最初の値付けが甘かったとしても徐々に売れる価格に修正されていくわけですが
Amazonはそのようなツールがない(僕が知らないだけかも)ので
最初になかなか売れない値付けをしてしまうと、次に値引きをするまで売れ残ってしまうわけです。
ツールがない状態での値引き処理は時間がかかってしまうため、そんなに頻繁にはできず
結果として値付けが高いまま商品が放置されてしまっていました。
難あり商品が多い
僕の仕入れ先は主にヤフオクなので、やはりカビやクモリのある難あり商品が比較的多くなります。
Amazonに参入して驚いたのが、何世代も前の一眼レフカメラでも
中古より新品の方が売れていることが多いことです。
このことから、Amazonユーザーは新品目当ての方が多いと思います。
なので、中古の場合も例え高くても比較的きれいな商品を求める方が多いでしょう。
そうなってくると、やはり難ありの商品が多い僕にとっては分が悪いです。
出品形態的にショッピングカートボックスの取得が難しい
ショッピングカートボックスの取得とは画像①のように
目立つ部分に自分の商品が掲載されるということです。
画像②を見てもわかるように単に安いからと言って
ショッピングカートボックスが取得できるということではありません。
ショッピングカートボックスの取得には
Amazonが定める条件に一番適切な出品者になる必要があります。
条件は主に下記になります。
- 出品形態が大口であること
- アカウントの健全性が高いこと
出品形態については前述のとおりです。
アカウントの健全性とは主に「注文不良率(顧客満足度を示す指標)」、
「キャンセル率(出品者都合でキャンセルされた注文の割合)」、
「出荷遅延率(出荷予定日よりも遅れて出荷通知が送られた割合)」
等によって決められ、それらの評価が高いほど健全率も高くなります。
FBAを利用していれば、
「キャンセル率(出品者都合でキャンセルされた注文の割合)」、
「出荷遅延率(出荷予定日よりも遅れて出荷通知が送られた割合)」
で悪くなることはほぼないので、
ショッピングカートボックスの取得にはやはりFBAは必須といえるでしょう。
以上がコンスタントに販売することは難しいと感じた3つの理由になります。
・ヤフオクやメルカリに比べて返品が多い
まずAmazonで購入された商品はAmazonの返品ポリシーにのっとり、
購入されてから30日間の返品はほぼ無条件に受けなければなりません。
Amazonを使ったことがある方にはわかると思いますが、簡単に返品できてしまいます。
そのため、説明文も読まずにとりあえず購入し、納得いかなければ返品、
みたいな方が多いように感じました。
その理由として、説明文に記載しているのに、それを理由に返品される方が多いからです。
カビがあるという記載がある商品の返品理由が「カビがあるから」とか
充電器は無いと記載していても「充電器がないから」という理由で返品してきます。
もちろん、出品者有責で笑
変に悪い評価をつけられても嫌なので、往復の送料もこちらが負担します。
たまに売れてもそんな感じで返品が来たら嫌になってしまいますよね。
以上が僕のAmazon撤退理由になります。
まとめ
では逆にどういう人にAmazonは向いているのかというと
店舗仕入れやネットのカメラ店(キタムラやマップ等)仕入れがメインの方や
難あり商品はあまり扱わない方、
大口&FBA出品を行える方等が向いているかと思います。
一口にカメラ転売といっても10人いて10人ともやり方が違う
なんてことがあるくらい稼ぎ方は人ぞれぞれです。
Amazonに出品しなくても月収100万円は全然可能です。
自分に合った方法を模索していきましょう!
それでは、また。
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